つくる。ブログ

3/11(火)庭師の親方が「とうほくのこよみのよぶね」を東北の地元の方たちと共に組みあげ海に浮かべました。

岩手県大槌町の吉里吉里港には、海への畏敬の念と鎮魂の祈りを込めて海に大きな行灯が浮かびました。
船形の組み立て、パーツの連結、こどもたちも力を合わせ「ひっぱれー!ひっぱれー!」と数字行灯を立ち上げ「とうほくのこよみのよぶね」を作り上げました。
漁船につなぎ海に送りだす際も「せーの!せーの!」とありったけの力で押し出す。
みんなの呼吸とみんなの力があの日の『3・11』を海に浮かべ、静かな水面を照らしました。
静かに海に浮かぶ行灯の光は、犠牲者への追悼の念とともに、未来への希望を象徴しているようでした。
「水のそごがらもおんなじ景色みえでっぺがや」
手を合わせた老人がつぶやいた言葉が空間に染み込んでいきました。

 

*写真2−4山田周生
https://soulseekers.jp/interview_33/01.html

 

 

 

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